甘い約束には罪がある
まずい、翔と2人になってしまった。



あー、2人ってだけで緊張するのに……



全然できてない問題見られるの恥ずかしすぎる



「わーちゃん、俺の授業は起きててよ。」


「なによ急に。」


「わーちゃん聞いてくれないと寂しいよ」



私は翔の顔をみることができなかった。



翔のこと見たら絶対顔赤くなるもん……



「わーちゃん、こっち向いて。もう寝ないって約束していて。そしたらこのプリントできるように教えてあげるから。」


「やだ、もしねたらどーすんのよ。」


私は顔を下に向けることしかできなかった。


「うーん、ねたらどうしよ。」


翔はそういって私のほっぺをつかんできた。


「俺の言うこときいてもらおっかな。」


カァ……/////


私絶対今顔赤いよね、

はあ……今すぐ目逸らしたい。


「わわわわわかったよ、もうはなして!」

「うん、よろしい。」

はあ、ほんとずるいんだから。


「とりあえずこのプリント終わらせよっか。」



翔と2人で勉強するのは久々で昔を思い出した。



昔はできたらよく褒めてくれて、翔の教え方もほんと上手かった。
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