甘い約束には罪がある
私は急いで階段をおりて玄関に向かった。
階段を下りると翔がいた。
「わーちゃん、浴衣着てるじゃん!!!」
翔は嬉しそうに私を見てきた。
「せ、せっかくだし。夏祭りだし。別に翔のためとかじゃないから.........。」
「うん!それでもうれしい、かわいいよ。」
ほんとずるいんだから。
私は翔の車に乗り、夏祭りの会場に向かった。
「今日は一応見回りもあるからなーー、、学校から遠い祭りでもあるけど生徒たちくるのかな。」
「私の友達で行くって言ってた子少なかったよ。てかもし見つかったらどうするつもりなの??」
私は翔を見てそう言った。
もし、見つかってめんどくさいことになったら困るのは翔だ。
私はそれが不安だった。
「大丈夫だよ、クラス委員に手伝ってもらってますって言えばいいから」
翔はそう言って笑った。
こいつは時々ばかなのか......それで通ったらいいけど……