甘い約束には罪がある


「花火の時間近づいてきたから人多くなってきたね。」


「ほんとだ、、わ、すみません!!」


私はよそ見してて、知らない人にぶつかってしまった。


「わーちゃん大丈夫??」


「大丈夫だ、よ。。」



翔は私の手を握ってきた。


「人多いから繋いどくね。迷子になっちゃう。」

「……うん」


おめんで顔が隠れててよかった。

今の私、ぜったい顔赤い。



こうやってさりげなく手繋いでくるのも、私の事気にしてくれるのも、

どんどん好きになっいゃう……


「わ!花火はじまったよ!!!!」


私はおめんを外して花火を見た。


「わあ、きれい……」

「きれいだね……」


翔と花火みれるなんて思わなかった。

前までは、ずっと憧れで、もう会うこともなくなるんだろうなって諦めかけていた。


でも今は隣にいる。


なんか信じられないな……


私は翔の顔をみた。

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