甘い約束には罪がある


パッと教室の端をみると翔が衣装のサイズを合わせていた。


文化祭の準備で忙しくて話すことが少なくなってしまっていた。


「先生これぐらいでいけるー??」


「うん、大丈夫だよ」



うわー、距離ちかーーーーー……


そのとき、翔と目が合ってしまった。絶対見てたのバレた。


私、絶対羨ましそうに見てたよね。


私はすぐに目を逸らしてしまった。

感じ悪かったかな、。

夏祭りから前よりも意識してしまっていた。

もちろん昔からずっと好きだけど、翔がどう思っているか分からないのに自分だけ好きという気持ちが増えるのが少し辛かった。

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