ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
「では、私は仕事に行きますが、ごゆっくり。
 妻はいませんので、お気遣いなく。

 彼女、私もあんまり見ることないんで、大丈夫ですよ。
 こいつに似て、顔だけは美しい人なんですが。

 何処にいるのか。
 ほんと、困った人です」
と微笑み、桐治は出て行った。

「……なんかあの、村正さんとそっくりですね、お父様」

 誰がっ? 何処がっ?
と村正は横でわめいていた。







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