ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
「なにか俺に命じたいことはないか? ご主人さま。
一生大事にしてくださいとか。
永遠に愛してくださいとか」
いや、そんなことは命じなくても、こっちが勝手にするんだが、
と村正は言う。
「ムラマサのためにお前と暮らしはじめたが。
お前を参考にムラマサを作るのは無理だな」
「えっ?
何故ですか?」
「お前にしてやりたいことを基準にムラマサを作ったら、サービスが過剰すぎるからだ。
全人類をお姫様扱いして、全人類を永遠に愛してやらないといけなくなるからな」
あやめの頭の中で、会社の女性陣や小林や脇田や堀宮を村正が次々にお姫様抱っこしていた。
「あの……っ」
と言いかけたとき、村正が言った。
一生大事にしてくださいとか。
永遠に愛してくださいとか」
いや、そんなことは命じなくても、こっちが勝手にするんだが、
と村正は言う。
「ムラマサのためにお前と暮らしはじめたが。
お前を参考にムラマサを作るのは無理だな」
「えっ?
何故ですか?」
「お前にしてやりたいことを基準にムラマサを作ったら、サービスが過剰すぎるからだ。
全人類をお姫様扱いして、全人類を永遠に愛してやらないといけなくなるからな」
あやめの頭の中で、会社の女性陣や小林や脇田や堀宮を村正が次々にお姫様抱っこしていた。
「あの……っ」
と言いかけたとき、村正が言った。