ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
「脇田さんに訊いて、ホームセンターに残っていた、枯れたコーヒーの木を全部買ってきました」
「……壮観だが。
お前、これだけのパイナップル、いつ食べたんだ?」
「みんなで食べました」
みんな? と振り向くと、笑ったユキコたちが立っていた。
「みんなで食べました。
あと、デザートにも小分けにして、お出ししましたよ。
そして、みんなで村正さまに気づかれないよう、ここに植えました」
楽しかったし、おいしかったですね~とみんなで微笑みあっている。
秘密というわりに、俺以外のこの屋敷の人間、みんな知っているようなんだがっ?
あと、お前、さっき、ここに来る前、誰にも見られないようにか、左右を確認したり、警戒したりしていたが。
一体、誰に知られたくなかったんだ。
知らなかったのは、俺だけじゃないかっ、
とか思ったが。
「……壮観だが。
お前、これだけのパイナップル、いつ食べたんだ?」
「みんなで食べました」
みんな? と振り向くと、笑ったユキコたちが立っていた。
「みんなで食べました。
あと、デザートにも小分けにして、お出ししましたよ。
そして、みんなで村正さまに気づかれないよう、ここに植えました」
楽しかったし、おいしかったですね~とみんなで微笑みあっている。
秘密というわりに、俺以外のこの屋敷の人間、みんな知っているようなんだがっ?
あと、お前、さっき、ここに来る前、誰にも見られないようにか、左右を確認したり、警戒したりしていたが。
一体、誰に知られたくなかったんだ。
知らなかったのは、俺だけじゃないかっ、
とか思ったが。