希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
「あ、いや。ま、まあ、とにかくまずは俺のマンションにくればいい。それからゆっくりこれからのことを考えよう。仲の良い友達に弁護士もいるし、何かあれば相談すればいいから」


一生懸命思いつくことを提案した。
今は何をどうすればいいのか、正直、上手く考えがまとまらないけど……
でも、この胸にたぎる「京夏さんを守りたい気持ち」には、1ミリも嘘はなかった。


「本当にごめんね。流星君に頼って、迷惑かけて。いくら地元が同じだからって、こんなこと相談して彼女さんに叱られるね」


「だから迷惑なんて思うなって。それに、俺には彼女なんかいないから」


「えっ、嘘、本当に……?」


「ああ」


「そ、そうなんだね。勝手に素敵な彼女がいるんだろうなって思ってたから……ちょっと驚いた。流星君、そんなにカッコいいのにね。昔からすごく女の子に人気あったし。あの頃、流星君、すごく可愛かった」
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