希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
優しい日常
マンションでの2人だけの生活が始まって数日、不思議な気持ちに包まれていた。
何だか今までもずっとこうしてきたような――
穏やかで優しい日常が、ここにある。
誰にも干渉されず、静かな毎日。
モデルとしての撮影も、レストランでの仕事も、何もかもが充実していた。
こんな時間がずっと続けばいいのにって……バカな夢をみてしまう。
「ねえ、流星君。オムライス食べる?」
「俺の大好物。もちろん食べる」
「昔、よく食べてたよね」
「京夏さんのお母さんのトロトロ卵のオムライス、絶品だったから」
「私、お母さんに教わって練習したんだよ」
京夏さんが一生懸命作ってくれたオムライスがとんでもなく美味しくて、1口食べた瞬間に、何だか胸が熱くなった。
思い出したくない過去と、忘れたくない思い出が、俺の中でごちゃごちゃになって……
心が言い知れない懐かしさで溢れた。
「ご馳走さま。美味しかった、本当に」
「良かった。また作るね」
「ああ。絶対だからな、約束」
「……うん」
はにかむ笑顔がとても可愛くて、この笑顔を誰にも奪われたくないと思った。
何だか今までもずっとこうしてきたような――
穏やかで優しい日常が、ここにある。
誰にも干渉されず、静かな毎日。
モデルとしての撮影も、レストランでの仕事も、何もかもが充実していた。
こんな時間がずっと続けばいいのにって……バカな夢をみてしまう。
「ねえ、流星君。オムライス食べる?」
「俺の大好物。もちろん食べる」
「昔、よく食べてたよね」
「京夏さんのお母さんのトロトロ卵のオムライス、絶品だったから」
「私、お母さんに教わって練習したんだよ」
京夏さんが一生懸命作ってくれたオムライスがとんでもなく美味しくて、1口食べた瞬間に、何だか胸が熱くなった。
思い出したくない過去と、忘れたくない思い出が、俺の中でごちゃごちゃになって……
心が言い知れない懐かしさで溢れた。
「ご馳走さま。美味しかった、本当に」
「良かった。また作るね」
「ああ。絶対だからな、約束」
「……うん」
はにかむ笑顔がとても可愛くて、この笑顔を誰にも奪われたくないと思った。