希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
あなたがくれた夢
「ずいぶん上手くなったな」
「ありがとうございます」
「もう少ししたら、お客様にも食べてもらえそうだな」
「はい、頑張ります!」
あれから2年――
俺はモデルを辞めて、バイト先のレストランの店長に弟子入り志願した。資格を取るために色々勉強もしながら、料理を1から学んだ。
どうしても美味しいオムライスが作りたい。
その思いだけで、この道を選んだ。
京夏さんが笑顔になってくれるようなオムライスを作れるようになるまでは、まだまだ修行が必要だ。
でも……
時々、折れそうになる。
あんなに美味しいの作れるわけないって。
つい弱気になったら、またあの手紙の最後の部分を思い出す。
大丈夫、俺は――
ちゃんと幸せだから。
俺には、あなたとの消えない思い出がある。
それだけで十分なんだ。
あの眩しい笑顔は、いつだってこの胸の中にあるから。
俺、いつか必ず一人前のシェフになる。
最高のオムライスを作れるようになって、京夏さんを迎えにいく。
望まれないかも知れないし、あと何年待つのかもわからない。だけど、京夏さんのためなら、俺は頑れる。
京夏さん、俺に夢を持たせてくれてありがとう。
生きる意味を与えてくれて……本当に感謝してる。
ずっとずっと――
俺は、あなたを愛してる。
この広い世界の中で、ただひとり、あなただけを。
「ありがとうございます」
「もう少ししたら、お客様にも食べてもらえそうだな」
「はい、頑張ります!」
あれから2年――
俺はモデルを辞めて、バイト先のレストランの店長に弟子入り志願した。資格を取るために色々勉強もしながら、料理を1から学んだ。
どうしても美味しいオムライスが作りたい。
その思いだけで、この道を選んだ。
京夏さんが笑顔になってくれるようなオムライスを作れるようになるまでは、まだまだ修行が必要だ。
でも……
時々、折れそうになる。
あんなに美味しいの作れるわけないって。
つい弱気になったら、またあの手紙の最後の部分を思い出す。
大丈夫、俺は――
ちゃんと幸せだから。
俺には、あなたとの消えない思い出がある。
それだけで十分なんだ。
あの眩しい笑顔は、いつだってこの胸の中にあるから。
俺、いつか必ず一人前のシェフになる。
最高のオムライスを作れるようになって、京夏さんを迎えにいく。
望まれないかも知れないし、あと何年待つのかもわからない。だけど、京夏さんのためなら、俺は頑れる。
京夏さん、俺に夢を持たせてくれてありがとう。
生きる意味を与えてくれて……本当に感謝してる。
ずっとずっと――
俺は、あなたを愛してる。
この広い世界の中で、ただひとり、あなただけを。