俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
年が明け、いよいよプレゼンの日を迎える。
ニューヨークに着いたら支社に顔を出して、プレゼンが終われば、そのまま日本へトンボ帰りだ。
機内ではビジネスクラスのペアシートで、ゆったりと横になっても、やっぱり緊張して眠れない。
「あれだけ練習したんだ。俺の合図に合わせてくれたらいいから」
「もう、失敗しないか、ズレたらどうしようとか、口から心臓が出てくるんじゃないかと思うくらいに、ドキドキしてます」
「どれくらい?」
こっちに体を向け、私が掛けているブランケットの中に、手を忍ばせると、
「ほんと、凄いドキドキしてる」
ニヤけるように、私の心臓の音を確かめていた。
嫌な予感が・・・
「だったら、それ以上にドキドキさせたらいいんだろ?」
耳元で囁くと、そのまま服の中に手が入ってくる。
柊弥さんの腕を掴み、
「もぉ!」
と、小さな声で頬を膨らますと、次はその手で、おもむろに私の頬を挟んで、アヒル口にした。
「失敗してもいいよ。経験のために連れて来たんだ」
アヒル口のままの私に、軽くキスをして、
「可愛い・・・俺の気持ちもほぐれるよ」
笑って私の頭を撫でていた。
もぉ・・・子供扱いして・・・
でも、緊張が和らいだ。大きな手が私の指を絡み繋ぎ、安心した私は、そのまま眠りについた。
ニューヨークに着いたら支社に顔を出して、プレゼンが終われば、そのまま日本へトンボ帰りだ。
機内ではビジネスクラスのペアシートで、ゆったりと横になっても、やっぱり緊張して眠れない。
「あれだけ練習したんだ。俺の合図に合わせてくれたらいいから」
「もう、失敗しないか、ズレたらどうしようとか、口から心臓が出てくるんじゃないかと思うくらいに、ドキドキしてます」
「どれくらい?」
こっちに体を向け、私が掛けているブランケットの中に、手を忍ばせると、
「ほんと、凄いドキドキしてる」
ニヤけるように、私の心臓の音を確かめていた。
嫌な予感が・・・
「だったら、それ以上にドキドキさせたらいいんだろ?」
耳元で囁くと、そのまま服の中に手が入ってくる。
柊弥さんの腕を掴み、
「もぉ!」
と、小さな声で頬を膨らますと、次はその手で、おもむろに私の頬を挟んで、アヒル口にした。
「失敗してもいいよ。経験のために連れて来たんだ」
アヒル口のままの私に、軽くキスをして、
「可愛い・・・俺の気持ちもほぐれるよ」
笑って私の頭を撫でていた。
もぉ・・・子供扱いして・・・
でも、緊張が和らいだ。大きな手が私の指を絡み繋ぎ、安心した私は、そのまま眠りについた。