俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
「では・・・そのお話」
覚悟をして、話そうとした時、
「そのお話、お断りします。私の彼女ですから」
電話を終わらせた柊弥さんが、真剣な目をしてジョンソンさんを見つめて、力強く言葉放った。
それを聞いたジョンソンさんの顔が曇る。
きっと・・・怒らせた・・・
「晴海商事の将来より、彼女を選択するってことかね?」
「もちろんです。それに、医療にそんな取引が通用するなら、私は、正面から挑んで、抜本的に変えて見せますよ」
「本気かね?それは、私を敵に回すことになっても、いいってことだよ」
「迷いはありません」
力強い声に、真剣な顔つきで真っ直ぐジョンソンさんを見ながら話す、凜とした姿。
柊弥さん・・・私のために・・・
それを聞いて、ジョンソンさんの口角が上がる。
「・・・ふふっ・・・その目つき、私に対する闘志。私に反論する人は初めてだよ。すまない、試してみたんだ」
「えっ?」
「君達が愛し合っているのは、あの時のプレゼンで、君が青野さんを見つめる眼差しで分かっていたよ。大切な人のことを、真剣に話した彼女に対して、君は彼女と、会社の利益とどちらを取るかを知りたかったんだ」
「それでは、彼女のことは・・・」
「もちろん、青野さんが、息子の妻として来てくれたら・・・その気持ちは本当なんだ」
そして、私を見て、
「辛い選択をさせて、申し訳ない」
ジョンソンさんは、テーブルに額が当たりそうなくらい、私に頭を下げた。
「私達は青野さんの言葉で、晴海商事を選んだ。それなのに、その青野さんの気持ちを無碍にするような経営者なら、取り止めるつもりでした」
「では、これからの事は・・・」
ジョンソンさんが立ち上がり、柊弥さんの席に近づき、手を差し出した。
「晴海さん。改めて、また打ち合わせをさせて貰うよ。これからも、末永く宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします」
2人が熱く握手する姿は、医療業界の明るい未来への一歩に感じた。
そして私は・・・
柊弥さんと離れずに済んだ事に、胸を撫で下ろした。
覚悟をして、話そうとした時、
「そのお話、お断りします。私の彼女ですから」
電話を終わらせた柊弥さんが、真剣な目をしてジョンソンさんを見つめて、力強く言葉放った。
それを聞いたジョンソンさんの顔が曇る。
きっと・・・怒らせた・・・
「晴海商事の将来より、彼女を選択するってことかね?」
「もちろんです。それに、医療にそんな取引が通用するなら、私は、正面から挑んで、抜本的に変えて見せますよ」
「本気かね?それは、私を敵に回すことになっても、いいってことだよ」
「迷いはありません」
力強い声に、真剣な顔つきで真っ直ぐジョンソンさんを見ながら話す、凜とした姿。
柊弥さん・・・私のために・・・
それを聞いて、ジョンソンさんの口角が上がる。
「・・・ふふっ・・・その目つき、私に対する闘志。私に反論する人は初めてだよ。すまない、試してみたんだ」
「えっ?」
「君達が愛し合っているのは、あの時のプレゼンで、君が青野さんを見つめる眼差しで分かっていたよ。大切な人のことを、真剣に話した彼女に対して、君は彼女と、会社の利益とどちらを取るかを知りたかったんだ」
「それでは、彼女のことは・・・」
「もちろん、青野さんが、息子の妻として来てくれたら・・・その気持ちは本当なんだ」
そして、私を見て、
「辛い選択をさせて、申し訳ない」
ジョンソンさんは、テーブルに額が当たりそうなくらい、私に頭を下げた。
「私達は青野さんの言葉で、晴海商事を選んだ。それなのに、その青野さんの気持ちを無碍にするような経営者なら、取り止めるつもりでした」
「では、これからの事は・・・」
ジョンソンさんが立ち上がり、柊弥さんの席に近づき、手を差し出した。
「晴海さん。改めて、また打ち合わせをさせて貰うよ。これからも、末永く宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします」
2人が熱く握手する姿は、医療業界の明るい未来への一歩に感じた。
そして私は・・・
柊弥さんと離れずに済んだ事に、胸を撫で下ろした。