俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
定時になると早々に、柊弥さんの実家に向かった。
立派な門構えの前に車が着き、自動でドアが開くと、そのまま車で中に入る。
まるで、そこだけ違う空間に来たような立派な建物に、柊弥さんとの身分の違いを突きつけられる。
柊弥さんに付いて通された客室に入ると、柊弥さんのお母さんが立っていた。
柊弥さんと和弥さんはお母さん似なんだ。
「初めまして、青野と申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません」
「初めまして、柊弥の母です。話は聞いていますよ。柊弥、席を外しなさい」
「花純に何を言うつもりだ。場合によっては、母さんでも許さない」
「いいから出て行きなさい。それとも、青野さんを信じられないのかしら。あなた達の愛情がそれくらいで壊れるなら、今すぐ別れなさい」
2人の視線がぶつかり合い、しばらく沈黙が続いた。
「俺は何があっても、花純を妻にするからな」
そして、私に近づき抱きしめた。
「俺は君しか愛さない。だから、何を言われても安心しろ」
私の体から離れ、安心させるように微笑むと、ドアに向かって歩き出した。
そして、お母さんの横を通る時、一瞥して部屋を出て行った。
「座って話をしましょう」
「はい・・・」
お母さんが座った後、私も対面のソファに腰掛けた。
「青野さんは、私に反対されたらどうしますか?」
「・・・反対される理由を、教えてください」
「柊弥に相応しくない、と言えば分かるかしら?」
立派な門構えの前に車が着き、自動でドアが開くと、そのまま車で中に入る。
まるで、そこだけ違う空間に来たような立派な建物に、柊弥さんとの身分の違いを突きつけられる。
柊弥さんに付いて通された客室に入ると、柊弥さんのお母さんが立っていた。
柊弥さんと和弥さんはお母さん似なんだ。
「初めまして、青野と申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません」
「初めまして、柊弥の母です。話は聞いていますよ。柊弥、席を外しなさい」
「花純に何を言うつもりだ。場合によっては、母さんでも許さない」
「いいから出て行きなさい。それとも、青野さんを信じられないのかしら。あなた達の愛情がそれくらいで壊れるなら、今すぐ別れなさい」
2人の視線がぶつかり合い、しばらく沈黙が続いた。
「俺は何があっても、花純を妻にするからな」
そして、私に近づき抱きしめた。
「俺は君しか愛さない。だから、何を言われても安心しろ」
私の体から離れ、安心させるように微笑むと、ドアに向かって歩き出した。
そして、お母さんの横を通る時、一瞥して部屋を出て行った。
「座って話をしましょう」
「はい・・・」
お母さんが座った後、私も対面のソファに腰掛けた。
「青野さんは、私に反対されたらどうしますか?」
「・・・反対される理由を、教えてください」
「柊弥に相応しくない、と言えば分かるかしら?」