俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
「合格よ。そんなにも柊弥を想ってくれる人が現れるなんて・・・」
お母さんの目からひとすじの涙が零れた。
「柊弥の容姿や家柄の外側だけ見て、あの子が傷つくのを見たく無かったの。厳しい事を言ってごめんなさいね」
優しく微笑むお母さんは、柊弥さんとよく似ている。
自分が嫌な役目をして、相手を思いやるところもそっくり・・・
「これからも宜しくお願いしますね。花純さん」
「こ、こちらこそ宜しくお願いします」
「外で待ってる柊弥がそろそろ入って来るだろうから」
すると、ドアが開いて、柊弥さんが入って来た。
「10分経った。もう十分だろ?・・・花純・・・花純を泣かすなんて、例え母さんでも許さないぞ」
「ち、違うの。お母さんに認めて貰えたの」
キョトンとした顔をして、柊弥さんがお母さんを見た。
お母さんが立ち上がり、柊弥さんと向かい合い、
「柊弥。素敵な方と出逢えましたね。良い家庭が築けるようにしなさい。それと、花純さんを泣かすようなことがあったら、私が許しませんよ」
話終わると、柊弥さんの肩をポンと叩いて、部屋から出て行った。
私が立ち上がると、柊弥さんが駆け寄り、力強く抱きしめた。
「母さんが花純を泣かす事があったら、晴海を捨ててもいいと思っていた」
「きちんと気持ちを伝えました。涙は、柊弥さんの優しさを想い出したら自然と・・・」
私を体から離すと、潤む目で私を見つめ、満面な笑みを浮かべながら、頭を撫でる。
やっぱり、柊弥さんの優しさは、嘘が無く、心が温かくなる。
そして、いつまで経っても胸がドキドキする。
「2人の家に帰ろうか」
「はいっ」
部屋を出て、お母さんに挨拶をした後、2人の愛の巣へと帰った。
お母さんの目からひとすじの涙が零れた。
「柊弥の容姿や家柄の外側だけ見て、あの子が傷つくのを見たく無かったの。厳しい事を言ってごめんなさいね」
優しく微笑むお母さんは、柊弥さんとよく似ている。
自分が嫌な役目をして、相手を思いやるところもそっくり・・・
「これからも宜しくお願いしますね。花純さん」
「こ、こちらこそ宜しくお願いします」
「外で待ってる柊弥がそろそろ入って来るだろうから」
すると、ドアが開いて、柊弥さんが入って来た。
「10分経った。もう十分だろ?・・・花純・・・花純を泣かすなんて、例え母さんでも許さないぞ」
「ち、違うの。お母さんに認めて貰えたの」
キョトンとした顔をして、柊弥さんがお母さんを見た。
お母さんが立ち上がり、柊弥さんと向かい合い、
「柊弥。素敵な方と出逢えましたね。良い家庭が築けるようにしなさい。それと、花純さんを泣かすようなことがあったら、私が許しませんよ」
話終わると、柊弥さんの肩をポンと叩いて、部屋から出て行った。
私が立ち上がると、柊弥さんが駆け寄り、力強く抱きしめた。
「母さんが花純を泣かす事があったら、晴海を捨ててもいいと思っていた」
「きちんと気持ちを伝えました。涙は、柊弥さんの優しさを想い出したら自然と・・・」
私を体から離すと、潤む目で私を見つめ、満面な笑みを浮かべながら、頭を撫でる。
やっぱり、柊弥さんの優しさは、嘘が無く、心が温かくなる。
そして、いつまで経っても胸がドキドキする。
「2人の家に帰ろうか」
「はいっ」
部屋を出て、お母さんに挨拶をした後、2人の愛の巣へと帰った。