俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
柊弥さんは移動中もこっちに着いてからも、仕事で殆ど寝てないのに、昨夜は新婚初夜だからと、声がかすれそうになるくらい、たっぷりと愛された。

そして、今日は・・・私が・・・
付き合ってから、色々と教わったけど、結局、直ぐに私が愛されていて・・・

想い出すと急に恥ずかしくなってきた・・・
それと・・・今夜も眠れない夜になるのは確定だよ・・・

騒がしい新婚旅行は、あっという間に帰国する日を迎えた。
結局、滞在期間は仕事で終わって、柊弥さんとは買い物と、食事を少し楽しんだ新婚旅行となった。

飛行場には和弥さんとスミスさんが見送りに来てくれた。

「晴海副社長、ありがとうございます」
「こちらこそ。自分達が考えていた事が、実現出来そうです。スミスさん、これからも宜しくお願いします」
握手をする2人を見ていると、とても有意義な新婚旅行で嬉しかった。

「花純さん、あなたにも出会えて、良かったです。今度こちらに来られた時は、花純さんの行きたいところ、どこでもご案内しますから。英会話の勉強も兼ねて、デートしましょう」
「その時は、夫婦でお世話になります」

「僕のことも毎日思い出してよ、花純ちゃん。柊弥に飽きたら、僕の所にいつでもおいで」
「それは、無いですから。和弥さんも素敵な彼女、見つけてくださいね」
「後で、僕達の結婚式の写真送るから。デスクに飾ってね!」
「ご、誤解する言い方、止めて下さい!」

この2人、柊弥さんを怒らそうとわざとですよね・・・
今、振り向いて柊弥さんの顔をまともに見れない。
きっと、凄く引きつってるから・・・
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