俺に夢中になれよ~純情秘書は溺甘副社長の独占欲を拒めない
「あるよ、あるけど・・・いざ、言おうと思ったら、俺でいいのかなって。皐は山下機器工業の跡取りとして頑張ってるのに」
「そういう所だよ、石川。花純は、俺の母親に言われても、引かなかったぞ」
「待っていると思います。石川部長の一言を。今日、ここで言ってあげてください。柊弥さんと私が証人になりますから」
2人の話を聞いても、不安そうな顔をしている石川部長。
その時、皐さんが来社した連絡が入り、副社長室に来た。
「どうしたの、3人とも。顔が引きつってるわよ」
皐さんは、石川部長の隣に座り、書類をテーブルに置いた。
柊弥さんが、『早く聞けよ』と言わんばかりの圧をかけて、目線を送る。
「皐、あのさ、最近、体調悪そうだね」
「あっ・・・うん、ちょっとね。疲れてるのかなぁ」
「もしかしてさ・・・妊娠、してない?」
「えっ?」
しばらく、石川部長の顔を見て、困った顔をした皐さんは、ゆっくりと話し出した。
「・・・妊娠してる。でも、言ったら・・・関係が壊れるのかなって・・・どうしようか迷ってる間に、日が経ってしまうばかりで」
「どうして、早く言ってくれなかったんだ!」
「だって、もう3年付き合ってるのに、結婚の話も全くしたことないでしょ!柊弥君と花純さんは、惹かれ合って、当然のように結婚したのに。だから、私との結婚は、考えて無いのかと思って・・・」
皐さんは両手で顔を覆い、泣き出してしまった。
「石川、お前の気持ちはどうなんだ?皐さん、このままだと1人でも産んで育てるぞ」
「石川部長。私は、小さい頃に父を亡くしました。母は1人で苦労して私を育ててくれました。皐さんに同じ思いをさせたら、私は、石川部長と一生、話をしませんから!」
思わず感情的になっちゃったけど・・・
石川部長は、皐さんの泣く姿と、2人の言葉を聞いて、覚悟を決めたような顔付きに変わった。
「そういう所だよ、石川。花純は、俺の母親に言われても、引かなかったぞ」
「待っていると思います。石川部長の一言を。今日、ここで言ってあげてください。柊弥さんと私が証人になりますから」
2人の話を聞いても、不安そうな顔をしている石川部長。
その時、皐さんが来社した連絡が入り、副社長室に来た。
「どうしたの、3人とも。顔が引きつってるわよ」
皐さんは、石川部長の隣に座り、書類をテーブルに置いた。
柊弥さんが、『早く聞けよ』と言わんばかりの圧をかけて、目線を送る。
「皐、あのさ、最近、体調悪そうだね」
「あっ・・・うん、ちょっとね。疲れてるのかなぁ」
「もしかしてさ・・・妊娠、してない?」
「えっ?」
しばらく、石川部長の顔を見て、困った顔をした皐さんは、ゆっくりと話し出した。
「・・・妊娠してる。でも、言ったら・・・関係が壊れるのかなって・・・どうしようか迷ってる間に、日が経ってしまうばかりで」
「どうして、早く言ってくれなかったんだ!」
「だって、もう3年付き合ってるのに、結婚の話も全くしたことないでしょ!柊弥君と花純さんは、惹かれ合って、当然のように結婚したのに。だから、私との結婚は、考えて無いのかと思って・・・」
皐さんは両手で顔を覆い、泣き出してしまった。
「石川、お前の気持ちはどうなんだ?皐さん、このままだと1人でも産んで育てるぞ」
「石川部長。私は、小さい頃に父を亡くしました。母は1人で苦労して私を育ててくれました。皐さんに同じ思いをさせたら、私は、石川部長と一生、話をしませんから!」
思わず感情的になっちゃったけど・・・
石川部長は、皐さんの泣く姿と、2人の言葉を聞いて、覚悟を決めたような顔付きに変わった。