ごめん、キミが好き《短編・完結》
キミは今



タクマが家を出てから、連絡が来たのは1年経ってからだった。



『元気に頑張ってます。』


たった一言のメッセージと一緒に届いた写真。




笑顔のタクマ周りにたくさんの人が写っていた。右隣には、とびきり笑顔の聡おじさん。



左隣に…タクマに肩を組まれて頬を赤くしてる綺麗な人。






この人が…。






それから3年…。


タクマからの連絡はない。



当たり前だよね。


タクマはきっと、新しい環境で頑張ってる。



最近の私は、タクマのいない生活に慣れて、新しい彼氏が出来た。



同じ会社の上司で、タクマも一度顔を見た人。








もう結婚前提のお付き合い…。






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