ごめん、キミが好き《短編・完結》
沈黙が続いた。
ユイの肩が震えてるのが分かる。
そっとユイに向ける一言。
「ユイ、好きだ。」
矛盾だらけの俺の気持ち。
ユイは俺を拒まない。俺を弟だなんて思ってない。
いや、でも自信はない。
めちゃくちゃだ…。
1人で葛藤してる俺に告げられたユイからの一言。
「私は、タクマが嫌い。」
俺の初恋が終わった。
力なくベッドに倒れこんで、今までの事を思い返すと…自然と涙がこぼれた。