ごめん、キミが好き《短編・完結》



結局、その日もご飯を食べて家まで送ってもらった。



付き合い初めてから、まだ一度も朝まで一緒に過ごした事がない。




私の体にまだ残るタクマの香が、なくなるのが怖いから。



でも、もう気持ちを固めなきゃ。


何を迷うの?幸せになれるんだもん。


次に会ったら…




お風呂から上がった私に、ママが嬉しそうに飛び付いてきた。




「ユイ見て!タクマ君からハガキが来たのっ。来週日本に仕事で来るみたい〜!ウチにも顔出しますって書いてあるわぁ。」












タクマが、帰ってくる。










< 93 / 115 >

この作品をシェア

pagetop