極上御曹司の純愛〜幼なじみに再会したら囲い込まれました〜
すると今度は文句を言われた腹いせで、当時太っていた私も同じように苛められることになってしまったのだ。
「ごめんね美詞、俺のせいで」
「ぜんぜん! 朝日くんだって好きで痣ができたわけじゃないでしょ」
「そうだけど……」
当時みんなを避けるように、体育館横の上がり階段に二人並んで座り、昼の休憩時間をやりすごしていた。
おせっかい焼きの私は、いつまでも落ち込んでいる朝日くんを元気づけようと精一杯励ましたりもしたっけ。
「私はその痣かっこいいと思うよ」
「え?」
「だってお星さまみたいじゃん」
「星?」
「この前パパに教えてもらったんだけど、空で光ってる一番明るい星はシリウスっていうんだって。どこかの国の言葉で『光り輝くもの』って意味らしいんだ」
「光輝くもの……」
「そう。だから朝日くんの腕の痣はシリウスなんだよ。だって髪だって綺麗な目だってお星さまみたいにキラキラしてるじゃん!」
「……」
「きっと朝日くんもシリウスみたいに光り輝く人になれるってことなんだよ。だから落ち込まないで」
その当時はお互いに嫌な思いもしたれけど、一緒に笑い合ったり励まし合ったり隣りにいるだけで安心できる友人で、朝日くんとは異性なのに一番の親友になれた。
「ごめんね美詞、俺のせいで」
「ぜんぜん! 朝日くんだって好きで痣ができたわけじゃないでしょ」
「そうだけど……」
当時みんなを避けるように、体育館横の上がり階段に二人並んで座り、昼の休憩時間をやりすごしていた。
おせっかい焼きの私は、いつまでも落ち込んでいる朝日くんを元気づけようと精一杯励ましたりもしたっけ。
「私はその痣かっこいいと思うよ」
「え?」
「だってお星さまみたいじゃん」
「星?」
「この前パパに教えてもらったんだけど、空で光ってる一番明るい星はシリウスっていうんだって。どこかの国の言葉で『光り輝くもの』って意味らしいんだ」
「光輝くもの……」
「そう。だから朝日くんの腕の痣はシリウスなんだよ。だって髪だって綺麗な目だってお星さまみたいにキラキラしてるじゃん!」
「……」
「きっと朝日くんもシリウスみたいに光り輝く人になれるってことなんだよ。だから落ち込まないで」
その当時はお互いに嫌な思いもしたれけど、一緒に笑い合ったり励まし合ったり隣りにいるだけで安心できる友人で、朝日くんとは異性なのに一番の親友になれた。