極上御曹司の純愛〜幼なじみに再会したら囲い込まれました〜
「ん〜……」
私は夜景を見ながら考えた。
満足してるかと聞かれれば以前の職場よりは多少上がったけれど、仕送りしながらの生活では満足のいく金額ではない。
だからといってどこも似たり寄ったりで、お給料がグンと跳ね上がるような職場はすでに人気で空きが出ないのも事実。
だから満足というよりもこんなもの……と受け入れているといった方が正しいかもしれない。
「それなりに、かな」
「なるほどね」
すべてを話さなくてもすぐに察してくれたのか、朝日くんは片手で顎を擦りながら考えだした。すると何かを思いついたように急にスマホを手に取った。
「ちょっとごめん。今すぐ確認取りたいことあるから電話してもいい?」
「どうぞ」
急用なのかソファに座ったまま電話をかけ誰かと話しをしだしたが、ものの一分もかからず電話を切った。
するとそのまま私を見つめ、やけに嬉しそうな表情で笑いかけてきた。
「美詞に提案なんだけど、明日保育園に退職願いって出せる?」
「――はぃ?」
耳を疑うような言葉を投げかけられ、間抜けな返事になってしまった。
「今より条件の良い職場があるんだけど」
「いや……あの」
急にそんなこと言われても……。
私は夜景を見ながら考えた。
満足してるかと聞かれれば以前の職場よりは多少上がったけれど、仕送りしながらの生活では満足のいく金額ではない。
だからといってどこも似たり寄ったりで、お給料がグンと跳ね上がるような職場はすでに人気で空きが出ないのも事実。
だから満足というよりもこんなもの……と受け入れているといった方が正しいかもしれない。
「それなりに、かな」
「なるほどね」
すべてを話さなくてもすぐに察してくれたのか、朝日くんは片手で顎を擦りながら考えだした。すると何かを思いついたように急にスマホを手に取った。
「ちょっとごめん。今すぐ確認取りたいことあるから電話してもいい?」
「どうぞ」
急用なのかソファに座ったまま電話をかけ誰かと話しをしだしたが、ものの一分もかからず電話を切った。
するとそのまま私を見つめ、やけに嬉しそうな表情で笑いかけてきた。
「美詞に提案なんだけど、明日保育園に退職願いって出せる?」
「――はぃ?」
耳を疑うような言葉を投げかけられ、間抜けな返事になってしまった。
「今より条件の良い職場があるんだけど」
「いや……あの」
急にそんなこと言われても……。