極上御曹司の純愛〜幼なじみに再会したら囲い込まれました〜
私がベビーシッター!?
約束の土曜日。
築五十五年余りのアパートの前に場違いな高級車が停まっていた。もちろん持ち主は朝日くん。
私は彼が紹介してくれるという新しい職場へ赴くため、パンツスーツを着込んで車に乗り込んだ。
「なんでスーツ?」
「だって仕事相手と会うんでしょ? だったらちゃんとした格好じゃないと」
断りを入れる前提でも、やはり身なりはきちんとして行かなければ誠意がない。
なのに職場へ行くと言うのに彼はスーツ姿ではなくラフな私服で、これまたモデルのような出で立ちに格好良すぎて目を逸らしたくなるほどだ。
それにハンドルを握っている姿は目に毒すぎて、これから職場の上司であろう人に会って断らなければならないのに、変にドキドキしてこれ以上心拍数を上げたら緊張度がさらに増してしまいそうだ。
「まあ、いいけどね」
ボソッとそう言ってから車を発進させた朝日くん。
それほど時間もかからず、車はなぜか高級住宅街へと入っていくととある豪邸の前で停まり、大きな門扉が開いた。車はそのまま中へと進んでいく。
「こ、ここ?」
「そ。ここが美詞の新しい職場」
「え? え?」
築五十五年余りのアパートの前に場違いな高級車が停まっていた。もちろん持ち主は朝日くん。
私は彼が紹介してくれるという新しい職場へ赴くため、パンツスーツを着込んで車に乗り込んだ。
「なんでスーツ?」
「だって仕事相手と会うんでしょ? だったらちゃんとした格好じゃないと」
断りを入れる前提でも、やはり身なりはきちんとして行かなければ誠意がない。
なのに職場へ行くと言うのに彼はスーツ姿ではなくラフな私服で、これまたモデルのような出で立ちに格好良すぎて目を逸らしたくなるほどだ。
それにハンドルを握っている姿は目に毒すぎて、これから職場の上司であろう人に会って断らなければならないのに、変にドキドキしてこれ以上心拍数を上げたら緊張度がさらに増してしまいそうだ。
「まあ、いいけどね」
ボソッとそう言ってから車を発進させた朝日くん。
それほど時間もかからず、車はなぜか高級住宅街へと入っていくととある豪邸の前で停まり、大きな門扉が開いた。車はそのまま中へと進んでいく。
「こ、ここ?」
「そ。ここが美詞の新しい職場」
「え? え?」