極上御曹司の純愛〜幼なじみに再会したら囲い込まれました〜
――どうしてこうなってしまったのか。
そんなことどうでもよくなるほどグッタリとした体を起こしたのは、陽もすっかり昇った頃だった。
隣にはまだ眠っている朝日くんがいる。陽に透ける髪が薄っすらと金色に見えてつい触りたくなる。
徐々に視線を下ろして改めて見ると、キリッとした眉に高くて彫りの深い鼻梁。伏せられた長いまつ毛に薄くて引き締まった唇。胸元は程よく盛り上がり筋肉が浮き上がっている。
よく見ても……いや、見なくても男性なのに美しい。
シーツから出ている左腕を見るとまだわずかに痣が残っていた。久しぶりに見てもやっぱり星形に見えて不思議に思う。
そっと触れると、目を細めた朝日くんが起きてしまった。
「おはよ」
「お、はよう……」
恥ずかしくてシーツで身を隠していたのに、押し倒すように引き寄せられ頬にキスをされた。
「美詞、好きだよ」
「っ!」
寝ぼけた顔でニヤリと微笑まれ、逃げたくても逃げられないほど固く抱きしめられた。
「あ、朝日くん、そろそろ出ないと一夜くんが待ってる……」
「まだ一緒にいたい」
「で、でも、もうさすがに長居しすぎだよ」
「はぁ……だよな。俺も何も連絡入れてないから仕事行かないと。でもその前にもう少しだけ美詞をひとり占めしたい」
「あっ……ちょっ、あさひく……んっ!」
名残惜しそうにまたキスを落とされ、さらに一晩中情熱的に抱かれたのに、また彼の愛撫が熱を高める。
その間にも何度もスマホに連絡が入る音が聞こえていた。
さすがに一日中肌を合わせているわけにはいかない。
結局日が暮れる前にバタバタと支度をし、音羽の屋敷に戻ってくると飯田さんが一夜くんのお世話をしてくれていた。
慌てて一夜くんのそばに駆け寄ると、大人しく飯田さんの言うことをよく聞いて暴れずに遊んでいる。
「おかえりなさいませ。一夜坊ちゃんはこれから夕飯の時間ですので、美詞さまはお部屋でゆっくりされてくださいまし」
こ、これは飯田さんにバレてる……。
そりゃ昨日出て行ったきり翌日戻ってきたら何かあったとすぐに分かるだろう。
仕事をしに来てるのに何やってるの私……と頭を抱えてしまった。
そんなことどうでもよくなるほどグッタリとした体を起こしたのは、陽もすっかり昇った頃だった。
隣にはまだ眠っている朝日くんがいる。陽に透ける髪が薄っすらと金色に見えてつい触りたくなる。
徐々に視線を下ろして改めて見ると、キリッとした眉に高くて彫りの深い鼻梁。伏せられた長いまつ毛に薄くて引き締まった唇。胸元は程よく盛り上がり筋肉が浮き上がっている。
よく見ても……いや、見なくても男性なのに美しい。
シーツから出ている左腕を見るとまだわずかに痣が残っていた。久しぶりに見てもやっぱり星形に見えて不思議に思う。
そっと触れると、目を細めた朝日くんが起きてしまった。
「おはよ」
「お、はよう……」
恥ずかしくてシーツで身を隠していたのに、押し倒すように引き寄せられ頬にキスをされた。
「美詞、好きだよ」
「っ!」
寝ぼけた顔でニヤリと微笑まれ、逃げたくても逃げられないほど固く抱きしめられた。
「あ、朝日くん、そろそろ出ないと一夜くんが待ってる……」
「まだ一緒にいたい」
「で、でも、もうさすがに長居しすぎだよ」
「はぁ……だよな。俺も何も連絡入れてないから仕事行かないと。でもその前にもう少しだけ美詞をひとり占めしたい」
「あっ……ちょっ、あさひく……んっ!」
名残惜しそうにまたキスを落とされ、さらに一晩中情熱的に抱かれたのに、また彼の愛撫が熱を高める。
その間にも何度もスマホに連絡が入る音が聞こえていた。
さすがに一日中肌を合わせているわけにはいかない。
結局日が暮れる前にバタバタと支度をし、音羽の屋敷に戻ってくると飯田さんが一夜くんのお世話をしてくれていた。
慌てて一夜くんのそばに駆け寄ると、大人しく飯田さんの言うことをよく聞いて暴れずに遊んでいる。
「おかえりなさいませ。一夜坊ちゃんはこれから夕飯の時間ですので、美詞さまはお部屋でゆっくりされてくださいまし」
こ、これは飯田さんにバレてる……。
そりゃ昨日出て行ったきり翌日戻ってきたら何かあったとすぐに分かるだろう。
仕事をしに来てるのに何やってるの私……と頭を抱えてしまった。