マスカレードknight ~サンタ マリア~
「手塚さん~、じゃなかった、もう津田さんだった!おめでとうーっ、すっごいキレイ!」
課の二つ上の先輩、初野さんが、エレガントなドレス姿で相変わらずにぎやかにお祝いしてくれる。
「ふたりが付き合い出したときもホント驚かされたけど、ナンなの~。手塚さんが先週からいきなり有休取るわ、社内メールで披露宴に招待されるわ!招待状がメールって!会社中でウワサされてるよ?アレでしょっ?授かり婚てヤツ?」
「えぇと、はい。赤ちゃんいます」
はにかんで答えると、わたしの隣の津田さんを見やって彼女がニンマリ。
「津田さんもやりますねぇ」
「・・・・・・どーも」
無表情なのはいつものことで、淡々とした受け答えもいつもどおり。結婚式でもいつもどおり。
「あ~っっ、これであたしだけ残されたぁ~~っ。手塚さん順番守ってよぉ、センパイより先にお嫁に行くなんて許せん!」
「・・・悪いな初野さん。こいつは来年の3月いっぱいで辞めさせる。沢口課長に頼んだから、年明けには補充が回されてくるんじゃないか」
「手塚さんくらい使えるの回してくれますよねぇ?使えなかったらぁ、津田さんに毎日呪いのメール送るんでぇ、ヨロシクおねがいしますねぇぇぇ・・・」
恨めしそうな初野さん。目が全然わらってないです。
課の二つ上の先輩、初野さんが、エレガントなドレス姿で相変わらずにぎやかにお祝いしてくれる。
「ふたりが付き合い出したときもホント驚かされたけど、ナンなの~。手塚さんが先週からいきなり有休取るわ、社内メールで披露宴に招待されるわ!招待状がメールって!会社中でウワサされてるよ?アレでしょっ?授かり婚てヤツ?」
「えぇと、はい。赤ちゃんいます」
はにかんで答えると、わたしの隣の津田さんを見やって彼女がニンマリ。
「津田さんもやりますねぇ」
「・・・・・・どーも」
無表情なのはいつものことで、淡々とした受け答えもいつもどおり。結婚式でもいつもどおり。
「あ~っっ、これであたしだけ残されたぁ~~っ。手塚さん順番守ってよぉ、センパイより先にお嫁に行くなんて許せん!」
「・・・悪いな初野さん。こいつは来年の3月いっぱいで辞めさせる。沢口課長に頼んだから、年明けには補充が回されてくるんじゃないか」
「手塚さんくらい使えるの回してくれますよねぇ?使えなかったらぁ、津田さんに毎日呪いのメール送るんでぇ、ヨロシクおねがいしますねぇぇぇ・・・」
恨めしそうな初野さん。目が全然わらってないです。