あなたには言えない
11.このままでいい
私は次の日から、陸玖にもらったバレッタをつけるようにした。
心から
「これどうしたの?」
聞かれても
「家族からもらった」
と誤魔化していた。
しかし、美優は
「へえ、これ陸玖くんからでしょ?よかったね。」
と茶化された。
美優にはなんでもお見通しだった。
12月も半ばに入り寒くなってきた。
美優と私は、学校帰りにカフェで温まっていた。
「美月、今年はどうするの?」
美優は突然質問してきた。
「どうするって何が?」
美優はため息をつきながら言った。
「クリスマスに決まってるでしょ!」
そう。もうすぐクリスマス。
「どうって何もしないよ。冬休みだし家でのんびり。
毎年、家族でクリスマスパーティーするし。」
私は普通に答えた。
心から
「これどうしたの?」
聞かれても
「家族からもらった」
と誤魔化していた。
しかし、美優は
「へえ、これ陸玖くんからでしょ?よかったね。」
と茶化された。
美優にはなんでもお見通しだった。
12月も半ばに入り寒くなってきた。
美優と私は、学校帰りにカフェで温まっていた。
「美月、今年はどうするの?」
美優は突然質問してきた。
「どうするって何が?」
美優はため息をつきながら言った。
「クリスマスに決まってるでしょ!」
そう。もうすぐクリスマス。
「どうって何もしないよ。冬休みだし家でのんびり。
毎年、家族でクリスマスパーティーするし。」
私は普通に答えた。