あなたには言えない
私たちは料理を食べ終え、ケーキも食べ終わった。

「お風呂入れたけどお風呂入る?」
私は片付けをしながら言った。
「じゃあ、先に入ってくるよ。」
陸玖はお風呂に入りに行った。

私はこの1時間弱、緊張しっぱなしだった。
「はあ~」
腰が砕けるように落ち、キッチンに座り込んだ。

しばらくして再び片付けをしリビングにいると、陸玖がお風呂から戻って聞いた。

「オッ先!」
陸玖の髪は濡れていて、頬はうすピンク。
いつも見てる光景なのに、私はドキッとしてしまった。

「わ、私も入ってくるね。」
そういって、慌ててお風呂に入った。

『いやいや、いつものことなのに、何ドキッとしてんの。
今日の私変。変。どうかしちゃってる。』
そう思いながらお風呂に入っていた。

しばらく入り、お風呂から出た。
陸玖はリビングで、テレビを見ていた。
< 25 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop