あなたには言えない
陸玖は何も言わずにキスをしてきた。
私もそのまま目を瞑った。
長く長く深いキス。
私は力が抜け、ソファに寝転がる形になった。
それでも陸玖は私の唇から離れようとしない。
私の唇から離れた陸玖の唇は、私の頬、首筋、耳を探った。
「あっん。」
私の口から変な声が出た。
「美月、俺の部屋に行かない？」
私の手を引き、陸玖の部屋へと導かれた。陸玖のベッドに座り、またキスが始まった。
そしてベッドに横になり、
服を少しずつ脱がされた。
陸玖がすごく温かい。
この人となら何でも乗り越えられる。
私は恥ずかしさもあったけど、陸玖を受け入れた。
陸玖のベッドで抱き合いながら私たちは寝た。
