いちばん、欲しいもの
そして.................................
「何度も言ってるけどさ、」
一旦そこまで言ってから言葉を止めてから。
「.........俺は、いらねー」
結局、毎年恒例の言葉を落とされた私。
毎年同じ回答だと、正直私も困るわけで。
「欲しいもの、分かんないしっ!」
ムカッ!イラっと来て、そう言えば。
「............、だから、お前の、
そういうのがおせっかいつってんの」
怒った口調でそう言ってくる聖夜。
「.........っ、でも私は、
聖夜に、クリスマスプレゼントあげたくてっ」
私を床に座らせてから、
ベッドに腰掛けていた聖夜が..................