縁切りの神様と生贄婚 ~村のために自分から生贄に志願しましたが、溺愛がはじまりました~
大きなものが相手になったとき、切神は自分の力を使い果たしてしまうのかも。
そう考えて全身が寒くなった。

もしもこのまま切神さまが起きなかったら?
そんな恐ろしい想像をしてしまう。

「切神さま起きてください! お願い、起きて!!」
火も切神の周りをクルクルと回る。
それでも切神は目を開けることはなかったのだった……。
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