縁切りの神様と生贄婚 ~村のために自分から生贄に志願しましたが、溺愛がはじまりました~
☆☆☆
翌日も千桜と冴子がやってきた。
薫子が元気でいることを知り、1人では寂しいだろうと気にしてくれたのだ。
「ふたりともありがとう。また来てくれて嬉しい!」
境内でふたりの姿を認めた薫子はすぐさま駆け寄った。
「今日は薫子この好きなおまんじゅうを買ってきたのよ」
そう言う千桜の手には村では有名な和菓子の箱が持たれていた。
「いつも山菜ばかりじゃ神様にも悪いし」
冴子が続けて言う。
「ありがとう!」
このおまんじゅを食べるのも久しぶりのことだ。
薫子はすぐに本殿へ続く扉を開けていた。
「ふたりとも中へどうぞ。お茶を出すから」
「私達入っていいの?」
千桜が本殿の中を覗き込みながら聞いてくる。
薫子は笑顔で頷いた。
翌日も千桜と冴子がやってきた。
薫子が元気でいることを知り、1人では寂しいだろうと気にしてくれたのだ。
「ふたりともありがとう。また来てくれて嬉しい!」
境内でふたりの姿を認めた薫子はすぐさま駆け寄った。
「今日は薫子この好きなおまんじゅうを買ってきたのよ」
そう言う千桜の手には村では有名な和菓子の箱が持たれていた。
「いつも山菜ばかりじゃ神様にも悪いし」
冴子が続けて言う。
「ありがとう!」
このおまんじゅを食べるのも久しぶりのことだ。
薫子はすぐに本殿へ続く扉を開けていた。
「ふたりとも中へどうぞ。お茶を出すから」
「私達入っていいの?」
千桜が本殿の中を覗き込みながら聞いてくる。
薫子は笑顔で頷いた。