夢幻の溺愛
第七章 永
*
美しいバラには棘があるように、甘い砂糖菓子には、毒がある。
どこかにあって、どこにもないお屋敷の中、少女の甘美な夢は永遠に__。
「もう二度と離さない、苑」
「心の底から、君のことを愛してる、苑ちゃん」
どこかにあって、どこにもないお屋敷の中、少女の甘美な夢は永遠に__。
「もう二度と離さない、苑」
「心の底から、君のことを愛してる、苑ちゃん」