恋、花ひらく
「行かないよ。
あやとえり達が
楽しんできたら
僕はそれでいいから。」
「一緒に回ろうと
思ったのに。」
「ごめんな?あや、えり。」
「じゃあ、私達
ユキトの為におみやげ
買ってくるよ。」
「ん、楽しみにしてる。」
「また後でね。」
「あぁ。」
僕はあやとえりの
姿を見送ると、
溜め息をついた。
納得させるのも一苦労だ。
やはり話したほうが
いいのだろうか?
そんな事を考えながら
目を閉じた。
暇なので寝るしかない。
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