恋、花ひらく
制服に着替えて
寝癖を直し、外に出る。
真ん中の列の、
端っこに陣取った。
隣に菜々が来るはずなので
狙っていたのだ。
「撮りますよ~?
いちたすいちはー?」
「にー!」
『パシャッ』
眩いフラッシュに
少し目を閉じてしまった。
出来上がりが
良ければいいが。
僕は側に居た
あやに訊いてみた。
「それは、菜々花先生が
言ったんだよ。
ユキトが居ないから
揃って撮ろうって。
生徒想いだよね。」
「あぁ。」
菜々、ありがとう。
僕は幸せ者だ。
寝癖を直し、外に出る。
真ん中の列の、
端っこに陣取った。
隣に菜々が来るはずなので
狙っていたのだ。
「撮りますよ~?
いちたすいちはー?」
「にー!」
『パシャッ』
眩いフラッシュに
少し目を閉じてしまった。
出来上がりが
良ければいいが。
僕は側に居た
あやに訊いてみた。
「それは、菜々花先生が
言ったんだよ。
ユキトが居ないから
揃って撮ろうって。
生徒想いだよね。」
「あぁ。」
菜々、ありがとう。
僕は幸せ者だ。