恋、花ひらく
再び目が覚めて、
リビングのソファまで
行くと、
紙が置いてあった。
『広瀬さん送ってきます』
僕はその紙を丸めて
ゴミ箱に捨てた。
あやは勘のするどい子だ。
うまく誤魔化せたとしても
きっと自分で推理する。
僕はもうバレないように
願うだけだった。
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