恋、花ひらく
数日後。
僕と菜々は
校長に呼び出されていた。
同棲がバレたのだ。
「こんな事、前代未聞だぞ!
高校始まって以来だ!」
すかさず菜々が謝る。
「すみません、
私が悪いんです!
一緒に暮らそうと
言ったのは私なんです。
処分するなら
私にして下さい。」
僕は首を振って
「違うんです。
最初に好きになったのは
僕のほうです!
だから先生は
悪くありません!
処分するなら
僕にして下さい。」
言えた。
バレたら言おうと
決めていた。
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