恋、花ひらく
あの後連絡して
医師たちが
バタバタと入って来た。
私は放心状態のまま、
外に出た。
その直後、私の目から
大量に涙が溢れた。
拭っても拭っても
涙が止まらない。
本当は離れたくなかった。
風が吹くと、
流れた涙を乾かして、
肌がピリピリと
痛かった。
携帯で、ユキトの伯父さん、
真菜ちゃん、トモに連絡する。
貴陽くん、陽介君には、
預かっていた
ユキトの携帯から電話した。
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