恋、花ひらく
日曜日。
僕は叔母の家へ行った。
実はあまり叔母の事が
好きではない。
だから、憂鬱で
仕方なかったし、
早く終わらせたかった。

玄関に出て来た叔母さんへ
僕は言った。
「…叔母さん。
授業料払ってくれて
なかったなんて
どういう事?」
すると、ヒステリックに
叫ばれた。
「払える訳ないじゃない!
実の子供でも無いし
引き取った訳でも
無いのに甘えないで!」
最悪だった。
僕はこれ以上言っても
無駄だと思い、
叔母の家を出て
学校へ向かった。
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