恋、花ひらく
しばらく待っていると
向こうから
男の人がやってきた。
どうやら同年代らしい。
身を固める。
「…お前、誰?
ここで何してんだ?」
「えと…僕は
菜々花先生の
教え子で、今日は
用事があって…
でも先生が残業で
忙しいから家の前で
待っててって
教えられたんだけど…。」
「しょうがねーな、
姉貴の奴。
…俺合鍵持ってるから
中で待てば?」
僕はそこでピンと来た。
「…もしかして、
菜々花先生の弟さん?」
「そうだよ。
てか、何で知ってるんだ?」
「前に、お店で
二人一緒にいる所見たから
僕そこでバイトしてるし
先生に訊いたら弟だって。」
「なるほどね。
俺は藤宮 朋稀。
高校三年だよ。
トモって呼んで。」
「うん。僕は宮原悠稀斗。
ユキトって呼んで。」
「おいおい、俺は年上だぜ?
まぁ、いいけど。」
敬語を使わないことを
指摘された。
「ごめん。」
「ま、いいか。
上がれよ。」
「お邪魔します。」
僕は中に入れてもらった。
向こうから
男の人がやってきた。
どうやら同年代らしい。
身を固める。
「…お前、誰?
ここで何してんだ?」
「えと…僕は
菜々花先生の
教え子で、今日は
用事があって…
でも先生が残業で
忙しいから家の前で
待っててって
教えられたんだけど…。」
「しょうがねーな、
姉貴の奴。
…俺合鍵持ってるから
中で待てば?」
僕はそこでピンと来た。
「…もしかして、
菜々花先生の弟さん?」
「そうだよ。
てか、何で知ってるんだ?」
「前に、お店で
二人一緒にいる所見たから
僕そこでバイトしてるし
先生に訊いたら弟だって。」
「なるほどね。
俺は藤宮 朋稀。
高校三年だよ。
トモって呼んで。」
「うん。僕は宮原悠稀斗。
ユキトって呼んで。」
「おいおい、俺は年上だぜ?
まぁ、いいけど。」
敬語を使わないことを
指摘された。
「ごめん。」
「ま、いいか。
上がれよ。」
「お邪魔します。」
僕は中に入れてもらった。