恋、花ひらく
「だから、トモも
誰にも言わないでよ。
信頼してるから
言ってるんだし。」
「はいはい。
しっかしこれ母さんが
聞いたら卒倒するな。」
「ちょっと、
言わないでしょうね?」
「解ってるよ。
…キス以上は
やってないだろうな?」
「トモ!何て事言うのよ。
…それは、ユキトが
学校卒業するまでお預け。」
辛いお預けだけれど、
頑張って
卒業するしかない。
まぁ、それまでに
学校側にバレないか
どうかも怪しいが。
バレたらきっと退学だ。
菜々花先生も
きっと先生を
辞めさせられてしまう。
その時は僕から先生を
好きになったんだと
説明するしかない。
説明してもダメな時は
従うけれど。
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