恋、花ひらく
「お父さんは…
心臓が悪かったの。
だからユキトの
心臓に病気が
あるって解った時、
お父さんを思い出して
辛かったけど、
この子だけは助けるって
…私は医者じゃないけど
でも力になりたいって
初めて思った。」
「菜々…。」
「だから、
どんな事があっても
私はユキトを守る。」
「でも、守られて
ばっかは嫌だよ。
僕は頼りない奴かも
しれないけど、
菜々が困ってる
時は助けたい。」
「ありがとう、ユキト。」
菜々は僕にそっと
キスをしてくれた。
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