恋、花ひらく
気がついたら病院に居た。
隣には怒った
ような顔の菜々が
座っていた。
「…気が付いた?」
「うん…。」
「私が何で
怒ってるか解るよね?」
「…ごめんなさい。」
「もっと自分の体を
大事にして。」
「解った。
…だけど、僕は
伯父さんの気持ちが
よく解らないよ。」
「それに関しては、
これに書いてあるって。」
菜々が手紙を
差し出した。
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