恋愛教育のススメ〜イケメン副社長はド天然?教育係を任せれましたが地位は要らないので解放して下さい〜
副社長の方が立ち上がり私の前にあるソファの肘置きに軽く腰を乗せて微笑んだ。
「私に頼りたい事とは何ですか?」
私より目線が低い副社長を見下ろし今度はこっちが話を聞く番。
ここへは仕事の話を一番に考えて来たはずなのに副社長の顔を見たら感情が揺さぶられてしまう。
「頼りたいと言いますか…チーフに会いたくてなって連絡しました」
「何ですかそれ…そんなの椿さんに言えば良いじゃないですか」
少し嫌味っぽく出た言葉。
いつもならサッとあしらうのに今日は上手く出来ない。
ほおって置けない性格。
頼られたら断れない。
心配性…
そして今日の私は…ズルい。
嘘でも冗談でも私を求める言葉を聞きたくて自然と手が彼の頬に触れていた。
「僕は白石さんに逢いたかったんです」
私が聞きたい言葉を惜しげも無く言い私の手を振り払おうとはせず副社長は手を重ねた。
円生に言われた“素直になれば?と“教育係止めなさい”が頭の中を行ったり来たりする。
「あの…なぜ逢いたいと思うんですか」
ズルい私は好意の言葉が聞きたくなった。
いつもなら「好き」と言ってくれる…
「さあ何故でしょう。椿さんの」
“椿さん”の名前が出た瞬間触れた手が一瞬にして冷えて行く。
副社長に触れられてる手を離そうとしても逆に力強く離さない。
私を見つめる瞳が何かを告げようとするけど怖くて聞けず言葉を発しようとする彼にキスをした。
唇を離すと目を見開いた副社長に私は声を絞り出した。
「副社長のキスの腕前を確認しなきゃ。また振られたら教育係の私が困りますんで」
肘置きに腰を下ろしたままの副社長は見開いた目を一度閉じて上目遣いで私を見つめて、
「それだと俺も困る」
頬に触れてた手を引き寄せ私に柔らかい唇をもう一度重ねてきた。
深くなる唇に煽った私の方が翻弄されていく。
「僕とこうするの嫌ですか?嫌なら離します」
離れた唇がゆっくりと私を試すように聞いてくるのに腰に回した手は離そうとしない。
「副社長、訴えないで下さいね」
下から見上げる副社長は同意と取れる笑みを浮かべた。
私は一気に彼のネクタイを引き寄せて角度を変え何度も形の良い唇にキスを落とす。
「チーフも訴えないで下さいね」
私からだった煽りは副社長が優位になりキスは深くなる。
舌を絡め合い静かな部屋には私達から漏れるリップ音だけが響き息もつかせぬキスに苦しくなる。
離れようとするとまた引き寄せられてお互いの唇を貪りつくした。
パサッ
後ろで結んでた髪を解かれてカーテンのように私と副社長の顔を囲む。
「僕とチーフしか居ないみたいだ」
その言葉と顔が妖艶過ぎて顔に熱を持つ。
「副社長…」
私の潤んだ声を合図に首筋を柔らかい唇がなぞる。
「私に頼りたい事とは何ですか?」
私より目線が低い副社長を見下ろし今度はこっちが話を聞く番。
ここへは仕事の話を一番に考えて来たはずなのに副社長の顔を見たら感情が揺さぶられてしまう。
「頼りたいと言いますか…チーフに会いたくてなって連絡しました」
「何ですかそれ…そんなの椿さんに言えば良いじゃないですか」
少し嫌味っぽく出た言葉。
いつもならサッとあしらうのに今日は上手く出来ない。
ほおって置けない性格。
頼られたら断れない。
心配性…
そして今日の私は…ズルい。
嘘でも冗談でも私を求める言葉を聞きたくて自然と手が彼の頬に触れていた。
「僕は白石さんに逢いたかったんです」
私が聞きたい言葉を惜しげも無く言い私の手を振り払おうとはせず副社長は手を重ねた。
円生に言われた“素直になれば?と“教育係止めなさい”が頭の中を行ったり来たりする。
「あの…なぜ逢いたいと思うんですか」
ズルい私は好意の言葉が聞きたくなった。
いつもなら「好き」と言ってくれる…
「さあ何故でしょう。椿さんの」
“椿さん”の名前が出た瞬間触れた手が一瞬にして冷えて行く。
副社長に触れられてる手を離そうとしても逆に力強く離さない。
私を見つめる瞳が何かを告げようとするけど怖くて聞けず言葉を発しようとする彼にキスをした。
唇を離すと目を見開いた副社長に私は声を絞り出した。
「副社長のキスの腕前を確認しなきゃ。また振られたら教育係の私が困りますんで」
肘置きに腰を下ろしたままの副社長は見開いた目を一度閉じて上目遣いで私を見つめて、
「それだと俺も困る」
頬に触れてた手を引き寄せ私に柔らかい唇をもう一度重ねてきた。
深くなる唇に煽った私の方が翻弄されていく。
「僕とこうするの嫌ですか?嫌なら離します」
離れた唇がゆっくりと私を試すように聞いてくるのに腰に回した手は離そうとしない。
「副社長、訴えないで下さいね」
下から見上げる副社長は同意と取れる笑みを浮かべた。
私は一気に彼のネクタイを引き寄せて角度を変え何度も形の良い唇にキスを落とす。
「チーフも訴えないで下さいね」
私からだった煽りは副社長が優位になりキスは深くなる。
舌を絡め合い静かな部屋には私達から漏れるリップ音だけが響き息もつかせぬキスに苦しくなる。
離れようとするとまた引き寄せられてお互いの唇を貪りつくした。
パサッ
後ろで結んでた髪を解かれてカーテンのように私と副社長の顔を囲む。
「僕とチーフしか居ないみたいだ」
その言葉と顔が妖艶過ぎて顔に熱を持つ。
「副社長…」
私の潤んだ声を合図に首筋を柔らかい唇がなぞる。