甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。




なにより一条くんのマジな顔よ……。



「あ、そういえばお友達たち。俺ってマル子の推しに似てるらしいんだけど、どう思う?」



げっ!!!

なんっつータイミングで……!!



「る、ルキくん…のこと、ですか……?」


「そうそう。なんかね、名前だけじゃなくルックスもちょっと似てるらしくて」



げげげっ…!!
そんなの言っちゃったらほら…っ!

………犬丸はもう一条くんのことが見れなくなりました。



「あ、言われてみれば…。ねえあすみん、雰囲気ルキくんっぽい気がしない…?」


「思ったかも…。…村雨くん、あの……右手を裏ピースさせて左肩に付けるポーズとかって……、してもらえたり…?」


「ん?こう?」



なぬっっっ!!!

それはルキくんしか似合わないルキくんのためにあるポーズじゃあないかッッ!!



< 168 / 223 >

この作品をシェア

pagetop