甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。
なにを言ってるのか、よく分からない。
でもこの人が0という組織に身を置いているのは本当で、その組織の危険度を甘く見てはいけないのも本当。
どう出てくるか分からない───そう一条くんも言っていたのだ。
「やーっと起きたのかよ。呑気に寝やがって、マジ退屈だったぜ」
「寝てるあいだに手ぇ出すってのも好きだけど、喚いてる女に無理やりってほうが楽しいんだよな」
「ぎゃはははっ!そいつが見てる横でってのも最高じゃねえ?」
倉庫の扉が開いたところに、ぎゃはぎゃは楽しそうに入ってくる大人数。
これ言ったら偏見だって偏見村の住人さんたちから責められるかもだけど、染め髪黒マスクはヤバいて……。
犬丸:察し。
「ぎゃぁぁぁぁーーー…っ!!いやだ死んでしまう潰されてしまう……!犬丸は何回最後の晩餐すればいいのぉぉ……っ」