甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。




「この女マジうぜえ。お楽しみにしたかったけど、もう女からいくか」


「いーねえ。どーする?まず服でも破ろーぜ」


「はいはーい!オレやりまーすっ」



─────来た。


たぶん、外に、いる。


ブルンブルン響いてるエンジン音、聞こえません…?

出口を完全に固めて、ひとりも逃がさないように手配してる音が。



「ねえ、僕たちも混ぜてよ」


「アタシも~っ」


「そんなことより、もうこっち終わった」



あ、うそ。
とっくに来てました……。


「ギャア…ッ!」と、聞こえたときにはもう。


ひとり、ひとり、またひとり。

鈍い音と一緒にドサドサと倒れてゆく。



「おい……、なんで……、なんでお前らが来てんだよ……ッ」


「話がちげェだろ…!!俺たちは0を誘き寄せるつもりだったってのに…っ」


「うわああああ……ッ!!外もヤベェ人数っすよ総長……!!」


「卑怯だぞお前ら…っ!!こんな人数揃えてダッセェことしてんなよな……ッ」



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