甘く優しくおしえて、ぜんぶぜんぶ。




ひぃぃぃやぁぁぁああ!!!


棒つき飴を男の口のなかに入れた瞬間、そのまま容赦なく喉の奥まで刺しちゃったよ沙蘭くん…!!

笑ってやりのけるあたりがもう……犬丸のお世話係さんだ。



「沙蘭くんもう泡吹いてるから…!そのひとブクブクしてるからっ、もうじゅーぶんだよ…!」


「黙れわんこ。おまえは説教だよ」


「…えっ」



うわあ…、沙蘭くん目がバッキバキだ……。

なんで犬丸が怒られるの…?
また怒られるの……?


今回は意識的なものじゃないから大目に見てほしいのにぃぃっ。



「で、無事?」


「へっ、あっ、ぶ、無事っす…!」


「いや、…だから襲われてないかって聞いてんの」


「襲われたっ!犬丸のルキくんも一緒にっ、みんな囲んできてね…!バーって!」


「……は?それどんなプレイ?」



ルキくんたちをあんなに乱暴に扱って、無様に地面に落とすだなんて許せない……!



「痛かったよおっ、見てるだけで痛々しかったもん…っ」



大切なルキくんグッズたちに傷がついてないといいけど…。

ううっ、思い出すだけで胸が痛い…っ。



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