捨てられ秘書だったのに、御曹司の妻になるなんて この契約婚は溺愛の合図でした
ただ甘えて待っているだけではなく、自分から気持ちを伝えなくてはならなかったのに。
「好きです、すき……っ」
「あぁ、君は本当に……っ」
告白を聞いた亮介はグッと眉間に皺を寄せ、凛の太ももを抱えてさらに奥まで欲望を埋め込んだ。
「ぅあ……! ダメ……っ」
息が止まるほど大きな楔で最奥を突かれ、思わず逃げを打つ。
けれど亮介はそれを許さず、腰を固定したまま、何度も思いの丈をぶつけるように穿ち続けた。
「君が俺を煽ったんだ。もう止めてやれない」
「待っ……あぁっ!」
悲鳴にも似た声を上げる凛だが、容赦なく激情を注ぎ込まれ、同じくらいに愛を囁かれ、何度も快楽の果てまで弾き飛ばされる。
「凛、好きだ。ずっと君が好きだった」
意識が白む中、何度目かもわからない彼の愛の言葉に、声にならない吐息で「私もです」と応えた。