君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「ほっぷ」
「んー、とりあえず髪の毛系を整えましょっか!」
「は、はい……!」
「任せて!私美容師だから!」
麻耶さん、美容師やってるんだぁ。
かっこいい。っていうかおしゃれ。
「はいはーい、りりここにすわってー!」
ストンと腰を下ろした先は大きい鏡が前にある、髪切る場所……?みたいな所。
「りりはどんな髪型がいいとかある?」
「えーっと………ないです。。髪の毛のこと考えてる余裕なんて無かったので。」
「そっか………じゃ!私が似合うと思うものでいい?」
「………!お願いします!」
どんな髪型になるんだろう。幼い好奇心が蘇る。
「絶対可愛くしてあげる。だから、自信もって!!てか、元からりり可愛いし!」
「お世辞なんか………ありがとうございます。」
ふわっと自然に浮かんだ笑顔。
こんなの久しぶりだ………
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1時間後
「ふぅー!眉とかそこら辺も整えたからちょっと時間かかっちゃったわね!でもはい!
りり、完成よ!」