君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「李梨……なんて派手な名前あなたには似合わないわ」





かわいいけど笑顔が汚い子。




「名前に合ってないってww恥ずかしいでしょ?」




わたし以外にもいじめてる気がする派手な性格の子。





友達は私に似合ってるって言われたし、お母さんがつけてくれた李梨って名前も恥じない。






まぁ相手が本心で言ってるかわかんないけど。






「萩、野さん……、あのこれ……」




私より気が弱そうな橋本さん。




私に絆創膏を渡してるんだよ…ね?





手がブルブル震えて、脅えているようだ。





「萩野さ、……ケガして「えー?橋本さん、
可愛いんだからさぁ、こいつに気使わない方がいいよー?」





1人の男子が言った。




………っ、







「っ、ごめんなさい。」




橋本さん、ごめんなさい。







私なんかに気を使ってくれてありがとう。



そういう意味で微笑んだ。









そうすると、彼女は彼らに見られないよう渡そうとしてくれた…けど、






「………おい、、〜〜……」「っ……嫌です、ごめんなさいっ……」






さっきの男子が橋本さんに何か耳打ちして、
さっきより震えて走り、教室を出ていった。


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