君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「じゃんぷ」

那月side




「えへへ、千絵のおかげっ」





可愛すぎるかよ。



笑顔はまだちょっと暗いけどいい方だ。

今度千絵に誠の情報教えてやるか……



あ"ーー、りりを独り占めしたい……



あの笑顔も俺だけのものにしたいし、
可愛い発言を聞くのも俺だけがいい。




まだ、我慢我慢………





そう思いながら足を動かし始めた。




………………




李梨side





「………すまない、萩野。」




職員室に行って面談室を借り、先生と話すことにした。



これまでされてきたことを全て話した。




そしたらいつのまにか涙がぽろぽろ零れ落ちてきて。


後ろの千絵が抱きしめてくれた。



もう、私は怖くなんかない。





「先生、謝るだけで済んだら警察なんていらないのよ。」



千絵が、怒り口調で言う。




「あぁ……、その通りだ。」



先生のいつも笑顔な顔がくしゃり、と歪む。




「俺は……、、昔の俺に似ていた萩野をそんなんじゃダメなんだと伝えたかったのかもしれないなぁ……」





先生と私が似て、た?





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